ポポロクロイス物語って言うゲームがあってものすごく可愛いんだけど
むかしのプレステのゲームで、用量も小さかったろうに重要なイベントの
ストーリーパートでは2Dの手描きのよく動くアニメが入るのだけど、
(とてもいいアニメなのにあんまり画質がよくなくてせつないもどかしさだった)
その中のもっともきれいで悲しいパートは、ポポロクロイス物語2のラスト近く
でヒロインのナルシアという赤い服の幼女の姿をした優しい森の魔女が、
海に水没しつつある建物の中で、森の魔女は海水に触れると泡になって消えてしまう
という掟のために、主人公の王子(王子も幼児)が抱きかかえ、彼はナル
シアに海水が触れぬように背伸びをしたりするのだけど水位が上がってきてしまい
とうとう二人は水に沈み、ナルシアからおびただしい泡が出始めるのを号泣しながら
水中で抱きしめるところ、という恐ろしいシーンであった。悲しくて涙でアニメがぶよぶよに
見えるほどで、今も思い出すと鼻がつんとして涙が出るほどで、風呂に入れた
マトリョーシカ入浴剤が発泡しながら異常な勢いで溶けたのを見て胸が痛んだのは
はっきりとそのことを思い出したわけではないけれどそのせいだ。
PR