黒い絵の具を買って来ようと思った
むかし、絵の先生に黒い絵の具をとりあげられてから
使ったことが無かった。10年くらい。
墨汁はきれいだけどあんまり筆から落ちない。
黒インクと言えば最近会社で新聞をかぶってお昼休みに
寝ているんだけれど、
「なんかヘビーなにきびができた」と
同僚に言ったら
「新聞のインクのせいじゃね?」
と言っていた。
そうかもしれん
木曜は休みだったんだけれど夜九時過ぎに
お風呂でも入って寝るか…とおもったら
猫のミケッチさんがいないことに気付く。
どうやら、廊下のドアを少しだけ開けて風通しを
良くしていたのだけれどその小さな隙間から
がんばって脱走したくさい。
11階建てのマンションをくまなく探し中に半裸の
子供たちに出会い
「こんばんは…猫を見なかった?」
と聞いたらいきなり目を輝かせ
「脱走っすか!!」と言いながら走り去っていった
マンションの中でたびたび彼らと出会ったのだけれ
ど探してくれている様子だったのでお礼を言ってお
いたけれど、遅いからおうちにお帰りともいっておいた。
探した結果2件のおうちがうちのように出入り口のドア
を少し開けて涼んでおり、大変申し訳なく思いながら
「ミケッチさんのことを見つけたらうちまで連絡をください」
と言いにいったのだけれど二件目のチャイムを押す前に
入り口の隙間からこちらをうかがうミケッチを見つけ、小声
で「…こっちにきなさい」というと明らかに「やべっ!」という
顔をしてそのおうちの廊下の暗闇に引込んで行きイラっと
しながらそのおうちの方にお願いして引き取らせてもらった。
大変ご迷惑をおかけしてしまった。
ミケッチを連れて帰ってから、半裸の子供たちにお礼を言
おうと思って探したけれど、もう彼らもうちに引込んだらしく
会うことは無かった。
はだしで半裸でものすごく日焼けをした小学生兄弟であった。
80年代に作られたと言う、噂のOVA、デビルマン妖鳥死麗濡編を見た。
もう、わたしはシレーヌが好きで好きで仕方が無かったのになぜ今
まで見なかったんだろうばかだったと思うほどほんとに良かったDVD欲しい。
デビルマンものと言えば
なぜか武田真治が明役で声を入れてた、カツゼツの悪いOVAだとか、
富永愛が出てた実写映画だとか難しくて恐ろしいプレステのゲー
ムだとか、見てがっかりすることが多くてあんまり見つけても見
なくなっちゃってたんだと思う。(10年位前に出てたネオデビルマン
っていうアンソロジーは面白かった)
私が貧しい言葉でそれに対して何か言うのもおこがましいのだけれど
死麗濡編ときたら戦闘シーンが原作みたいに(もしかしたら、それよりも)
せつなくて美しいし、羽根や腕はちぎれるし、ジブリのように動くし
血がバーバー出るし、絵はものすごくきれいでぶれず、永井豪の絵の
ワイルドな面影を十分残したまま端整で魅力的だった。声も演出も神様
かと思った。
なによりもシレーヌがほんとうに美しくて、弁慶みたいに立ち往生する最後は
原作をはじめて読んだときも泣いてしまったのだけど本当に良かった。
同じくらい胸をうたれた。あんなにきれいな戦闘シーンは、はじめてみた。
そのまえに、絶愛のOVAも見てたんだけど、それも異常な面白さで腰が抜
けそうだった。でも、南条晃二が(字、あってるんだろうか)原作では自分の
腕を切り落としちゃったり、泉くんが晃二の兄に拉致されてレイプされたりす
る展開は過激すぎたのか省略されていた。(デビルマンではグロテスクな表
現は何一つ省略されていなかったのに。そして、腕を切り落としちゃうのって
結構話的にも重要なんじゃないだろうかレイプとか)今思えば、泉くんという
のは…猛烈な不幸ヒロインキャラだったんだなあ…マンガ喫茶にあるかなー
…完結を見たい。