罪と罰を読みながら風邪で寝ていた。
上が脳内ラスコーリニコフ役の蒼木門。罪と罰ってこんな場面ばっかり。
読みながら眠ったので悪夢を見て、それは罪と罰の続きなんだけれども実際の罪と罰ではなく私の脳内の罪と罰設定の嫌な鬱悪夢で最悪だった。起きる→読む→悪夢→起きる→どこからどこまでが本の内容か解らない→読む→悪夢というループ。読んでる本がチャーリーとチョコレート工場なら良かった。
さっき、夜の11時半くらいに、間違えたカラスが鳴き続けていて恐ろしかった。
今日で終わりの展覧会に、午後にそうだと気づいて急いで行ってきた。
大学の研究室の先生に会ったのだけれど相変わらず素敵な変人だった。ひさびさに結構たくさん話せたので面白かった。展覧会ではほかにもいろんな人に出会ったのでプチ同窓会のようだった。
帰りに美味しいパン屋のイートインで「アルザンス風焼きこみ料理」って言うかなり変な名前の調理パンを食べたらそれは、酢キャベツとソーセージの煮込みが封入されたパンで、異常に重たいのだった。ちなみにそこのコーヒーはべつに美味しくないのであった。
風邪を引いたくさくて、ちょっと、いやけっこう寒気と頭痛がする。罪と罰のせいかもしれない。
後、ふつうに作ったはずのキャベツとソーセージのスープが異常に不味い。
恋の門のあとに罪と罰を読み始めたら、頭の中のペテルブルグが羽生生純の絵で、ラスコーリニコフの顔が蒼木門になっていて、ちょっと疲れた。ラスコーリニコフは美青年らしいけども。
行っていた大学に蒼木門にすごく似ている同級生がいた。一年に数回ある時期が来ると私は大学に暮らしていたんだけれど、彼とはよく食べ物を分け合っていた。食パンとか。でも特に仲が良いわけではなく共通の話題はドラえもんくらいのものだった。
今日の朝ごはんの、焼いてない食パンにヌテラを塗ったのは、ひさびさに美味しいものを食べたような気持ちになった。トーストにヌテラはなんか違うような気がしていたのだった。ラブラブサンドのチョコ味より高級な駄菓子系パンだったわ…ラブラブサンドってまだあるのかしら。
「恋の門」に出てきた「ぢんぢろげ」って言うまんだらけ的なコレクターショップがあるんだけど、ぢんぢろげって花かなんかだと思ってたのね、まんだらけって花だから…でも違ったんだ。ショッキングな方向に。
会社の廊下で口走ってたらやだなあ。陰毛なのかよ、ぢんぢろ毛。たしかにぴったり形容しているぢんぢろ毛。
寺山修二の本はまんま「畸形のシンボリズム」っていう本で古今東西世界の畸形のありようを調べましたよと言う内容だった。人工的に作る奇形のところがとっても恐ろしかったので仕事中の暇時間と昼休みは生唾を飲みっぱなしだった。古代エジプトの、めちゃくちゃ痛そうな宦官製造手術だとか、本来ならば十数年はかかる纏足を一晩で作っちゃう纏足職人の話だとか。
きのうは、会社の先輩のプードルが貸してくれたラノベっぽい講談社文庫の「銀の檻を溶かして」と言うシリーズもののミステリを読んで、「結構重要な点が種明かしされていないように思うのだけれども私の頭が悪いんでしょうか。該当箇所を探してパラ読み返したんですがさっぱりです」と今日聞いてみたら「あれは、毎回すべての種明かしが行われるわけではないのです。余韻と残された謎を楽しむ。そういうシリーズなのです」と言われてしまった。もやもやするが明日二巻を持ってきてくれるそうだ。プードルは、私とはベクトルの違う趣味をしているので私の知らない世界を見せてくれる。スカイクロラ読まそうかなあ。でも、プードルの好みではなさそうだなあ。アンダーザローズなら読んでくれそう。
写真のケーキは食品サンプルなんですよ。