団扇の盆菓子
通勤中に、私はうちから最寄の駅まで自転車なのだけど
前を徒歩で走っている人が「ぎゃっ!」と叫びながら何かを
飛び越えたのを見て、そこを通り過ぎるときなにを飛び越えた
のか見ようと思って見たら、なんか、ピンク色した大き目の、
子供の拳くらいのまだ新しいネズミの死体だった。
で、その飛び越えた人と満員電車で同じ車両の後ろ前になっ
てしまい彼女はキツキツの車内で強引にメールを打っており
あんまりみないようにしたけど文面が丸見えで、とりあえず
メールの題名は「大丈夫にゃん★」だったのでがんばって目を
逸らし続けた。
ピンクマウスって、言うのが冷凍でペットショップに売られており
それは白ネズミの毛の生えそろわない赤ちゃんで、大きさは指の
第二関節くらいまで。それはなにかというと爬虫類とか肉食の鳥
とか蛇とかの餌なんだけどあの大きなピンクマウスはいったいな
んなのか。
とか考えてたら札幌駅から出て何こめかの信号待ちで、
ドーナッツのオールドファッションを丸ごと浮き輪のように銜えて
低空飛行するカラスと目があった。なんかミスドの紋章にしたらいい
と思うくらい格好がよかった。
のが月曜日。忘れるところだった。忘れても良いんだけど。
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