チョコの味のビールのことを思い出して仕事の帰りに酒屋に行ったけど見当たらなくてしょうがないから魚の形の瓶の白ワインを買ってきたけど割りとあんまり美味しくない。瓶がかわいすぎだからずっと買わないでいたけど憧れてたので残念だ。
チョコのビールはきっと美味しいに違いない。レモンやさくらんぼのビールは美味しかったし
パラミツはカレーの材料らしい。
今日はカポーティの伝記で「情事を持つ」という表現をみて上品な言い方!と思って感心したけど自分でいま入力してみてそれほど上品だとは思わなかった。
カポーティについて、みんながどんな風に思ってたかよくわかる伝記だけど、著者のジョージプリンプトンはどんなだったのかよくわからない。あたりまえだけど。
小説を読んでカポーティは神経質な人嫌いのひとかと思ってたけど、そんなことはなくて、頭が良くて親切でうわさ好きな人恋しい小さいピエロみたいだった。まだ全部読んでないけど。
そして叶えられた祈りの主人公の老いぼれかけたかわいい男娼の小説家はカポーティ本人と、モデルの、ヨーロッパの社交界にいた貴族と大富豪とアラブの王子の恋人だった伝説みたいな黒い髪のシャブ中のゲイの男娼の人生が混ざったものだったのだなあと思ったんだけどそれも結局はジョージプリンプトンの思ったことだ。
ずっとまえにカポーティが好きだったことを今では恥ずかしいと思っていると言うひとが居たのだけれど、このおしゃれ感が恥ずかしかったのだろうか。この、上流階級にあこがれていて上流階級の人々の出てくるおしゃれな小説を書いちゃうところが。わたしは「ティファニーで朝食を」を読んでいないしたぶん映画を思い出そうとしても「ローマの休日」しかでてこないので観てもいないくさい。結構怖いミリアムって言う短編と遠い声遠い部屋のことばかり強烈に思い出すから、あんまりそんなイメージもない。幻想的で不安で頼りないかと思えば割と冷徹で皮肉が効いてる悲観的な印象だったけどでも、なんだかこの伝記ではその交友関係や本人のしたことはたしかに華やかでおしゃれで軽薄だ。けっきょく訳文なんでなんともいえないけど、(訳文は訳者がその雰囲気を伝えようと頑張るはずなのでそれを信じるとして)やたらときれいな文章だなあというところでその好き嫌いが分かれるのかな。
そしてこの伝記はつまらなくは無いんだけど読み通すのに結構な集中力が要るので映画を先に見ようかな。おやすみだし。
ローマの休日...じゃなくてティファニーで朝食をも借りてこようかな…こっちはあんまり興味がないんだけど
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