忍者ブログ
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
リンク
カテゴリー
フリーエリア






最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
アケミックス
性別:
非公開
バーコード
RSS
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
<<   2024   03   >>
 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31 
29 March 2024            [PR]  |   |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

05 February 2011            ツインピークスみてた  |  日々  |  C:0  |



ツインピークス全部と追補編の映画「ローラパーマー最後の七日間」を見てた

山奥の町で優等生で美しい金髪高校生のローラの死体が見つかり、FBIの捜査官がやってきて
保安官らと協力して捜査を行ううちに、平和に見えた町の様々な問題が明らかになっていく...
という感じの物語。

はじめは30歳くらいに見える高校生たち(俳優もほんとの高校生くらいなのに)
に違和感を感じるのだけど回を重ねるごとにだんだんかわいく見えたり、彼らや
他の住民たちの心に寄り添うことのできる作りになっているのだけどとにかく間の
取り方が独特でゆっくり展開するように見えて実はそうでもない不思議なドラマだった。

後半部分は展開がグダグダになるのでこれはきちんと終わるんだろうかと不安になり、
この感じはエヴァンゲリオンテレビ版みたいなグチャグチャ感だなあと思いながら最終
回まで見たら、最終回終わり30分で自分の頭がおかしくなったのかと思うような不気味
かつきれいな不条理演出とカイルマクラクラン他の発狂したような怪演で、たしかにあら
ゆる点で、特に狂気がクライマックスだけども分岐のあるゲームの最悪から二番目くら
いのバッドエンドで終了し、ぞわぞわしながら「なんですのん・・・」と思った。

それでもとても魅力的なんだけど、それは結構たくさんの主要な入り組んだ人間関係に
ある登場人物たちのことをめちゃくちゃなようだけど丁寧なやり方で、問題を抱えていたり
邪悪だったり、犯罪を犯したり殺しあったり何かに取りつかれてたり発狂したりするんだけ
ども、それぞれが結局善良なところもたくさん持ってる憎めない人間だというところまで表
現しちゃう懐の深さと温かい感じがするからだと思う。
それでもあっさり残酷な出来事や救いのない破滅を思いもかけない恐ろしい方法で物語
に入れてくるところが普通にドラマとか映画とか小説の物語の作り方なんだと思うけど、
その恐ろしさと優しさと、緊張と弛緩の比率と演出が異常だ。弛緩してるところが多すぎだし
そのくせ緊張感が高まるとみてるこっちがおかしくなりそうな振れ幅を持ち、すべて
の間とか、なにもかもがうさんくさい。胡散臭い人と言えばXファイルのモルダーなんだけど、
モルダー役のドゥカブニーが女装麻薬捜査官デニースとして出てるけどその異常さがかすみ、
それが普通のことみたいに(劇中でも異常なことの部類なんだろうけど別に普通だ)やり過ご
されるほどに怪しさがインフレしてる。

これに比べたら「ローラパーマー最期の七日間」のほうはまとまってるし、切実な青春ドラマ
みたいだった。グダグダな間は、純度の高い怪しさで効果的に使われているしドラマ本編より
も不気味さに悪意がこもって恐ろしい。でも、ローラが主役なのでローラの気持ちにとにかく
寄り添うんだけど、ドラマで死体とちょい役しかしてないローラがものすごい説得力のある演
技で無理のあることをガンガン納得させてくるんだわ・・・。

とってもよかった






PR
Name

Title

Mailadress

URL

Font Color
Normal   White
Comment

Password


<<   HOME    437  436  435  434  433  432  431  430  429  428  427   >>
忍者ブログ/[PR]

Template by coconuts