上のゲームの画面の写真は
http://www.4gamer.net/games/090/G009082/20100122027/
ここから借りてきた
他の夜の写真は、去年作った豆本に入れた、この辺の団地。
このゲームの画面は何かと言うと、ウクライナで作られたパソコンゲームのスタルカァとかストーカーとか呼ばれてるもので、こないだ偶然ニコ動で動画を探してたら見つけた。
これはウクライナの、住宅地でチェルノブイリ原発のすぐそばにあったためにゴーストタウンとなったプリピャチの町で、黄色の観覧車のある、絵になる有名な町だ。ゲームはそれをとても正確に再現しているという。このゲームの背景は作りこまれていてさびさびでとてもきれいで憂鬱なのだけど、同時になんだか懐かしいなあと思うのは、私のいるここは札幌市の郊外で、植生などがこのゲームとものすごく似ているし、この形の団地がこの辺やあの辺にもバカスカ建っている。そして、空が開けていて、そこを気持ちよく電線が横切ってるし、つまり私の生まれて暮らした郊外に似ている。ウクライナも北で、ここも北で、比較的新しい40年から30年前の間に作られたベッドタウンの町だ、街路樹の植わり方とかポプラとか、道の広さとか。それは私が子供時代を過ごした町だ。ぜんぜん関係のない町でも晴れててこの形の団地の庭にタンポポが咲いてて子供が遊んでるのを見るだけで懐かしくなる。ぜんぜんそんな風に思わない人もたくさんいると思うけど、でも何かで、郊外について東浩紀もそのようにいってた気がするのだけど、そういう風に思う世代がいて自分もそれに当たるのだなあと、ウクライナのゲームのゴーストタウン画像で実感した。それと同時に遠くで起きた原発事故の、25年越しの臨場感を勝手に感じてぞっとした。
昭和30年代がはやってたけど、私はそれを懐かしいとか、生まれてもいないので感じないけど、おそらく今60歳前後の人のそれが、わたしの団地に当たるんだろう。それで、その画像をみてなにか意地悪をされたような気がしたんだと思う。
ゲーム自体はすごく面白そうだけど、私には無理だろう。メタルギアソリッドの一番簡単な設定でもあんまりあれだったので。
というわけで、このゲームの原作だといわれているタルコフスキーの映画「ストーカー」を探す。
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