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石炭の歴史村に行ったんだけど、とっても良かった
博物館の展示の順路としては石炭の成り立ち・・カンブリア紀に繁栄したメタセコイアの化石であることや、石炭の間には化石や、琥珀がみつかることもあったこと・・さまざまな炭鉱の石炭の標本、北海道の鉱脈の調査の歴史、鉱脈の模型など・・炭鉱の繁栄や炭鉱の労働者の暮らし・・ギルドとしての組織・・その子供や妻の街での暮らし・・炭鉱の設備・・掘削機や・個人のヘッドライト・救命道具・ガスマスク・装備・さまざまな仕事、勤務のシフト・・働く人の家庭や職場や銭湯での写真・恐ろしい大規模事故の顛末と閉山・・そして、実際の坑道へ降りて行き、掘削機械やベルトコンベヤの動く轟音を聞き、真っ暗な坑道をヘッドライトをつけて進む・・というものだった。
まだ就学前とかそのくらいのときにいちど行ったのだけどそのときはあのものすごく暗くて深いところに人が入り、恐ろしく死に易いそこで近い過去に真っ黒になって働いていたことや亡くなっていたことがリアルではなかったのだと思う。
ヘルメットと、ほかには身を守るものもなく真っ暗な地下で小さな足場を踏み外すとベルトコンベヤを流れる石炭の川に飲まれてひどい怪我をしてただではすまないということを実際に働いていたひとの肉声の録音で聞いて恐ろしくなったり実際にその足場を見て踏み外すなというのかこれを・・・と思ったり、徐々に気持ちが重たくなっていき、実際の坑道に降りるエレベータの異常な古さと恐ろしい演出でおしっこをちびりそうになったりして、子供の時にはただわくわくしていただけだったのになあ・・・・。そういえば徐々にしゃべらなくなっていった母のことを思い出した。
みんなもっと行けばいいのにものすごく恐ろしくて、そして、面白いから。
近くにあった花畑牧場は盛況で、博物館は閑散としていた。絶対花畑より面白いのに。