イカの季節なので、さっきイカを10匹くらい食べられるように解体した。
指で胴体と中にある内蔵を切り離し、足をつかんで頭部と内臓を
胴体から引き抜き足の付け根と目のところから内臓をきれいに剥がす
んだけどやりながらどうにも陰惨な気分になっていた。
何年も前にサバを何匹か夜中におろしたときもこうだったなあ…
と思いつつイカは全部の足と二本の胴体をマリネにしてねかせた。
その他は冷凍した。茹でた足の束から中心にあるイカの口を
プニュっと押して出しつづけてたときもふたたび暗い気持ちになった。
夕ご飯はキウリと心臓の炒め物でそういえば鶏の心臓も
半分に切って中に固まった赤いゼリーのような血が入っているのだけど
それを塩水で洗い流したり水にさらしたりしていたときに
特に半分に切るところで軽く暗い気持ちになっていたからきっとそれが引
き金になっていまのこの嫌な気分があるんだ。
セックス放浪記と、ねじの回転と、全日本食えば食える図鑑を読んだ
ものすごく実直でまじめなセックス放浪記なのに、どうして放浪しちゃうん
だろう。どうしてか知りたくて放浪したり考え倒したり突然恋に落ちたりして
るんだけども。結局放浪の構造がわかったって放浪しちゃうことに変わり
は無く、中村うさぎでない多くのひとは彼女ほど実直でもなくなあなあ
でやっていてそんなに過激に放浪したりもしないけどいつも無いものねだ
りでツンデレで自意識過剰なところは、女子に普遍的なことかもしれな
いと思ったけどどうなんだろう私にとっては割と思い当たることも多かった
んだけど。我孫子麻里絵のぐだぐだのマンガはもうちょっとライトなアプローチで
そんな内容を描いてるような気がする。
一気に読んだせいか内容の放浪ぶりのせいか頭痛がしたけども。
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自分のことを正しいって思ったら危険。って思うんだけど大体そうしてる。
そうなのでせめてそうは見えないようにしようとも思うんだけどうまく行っ
てるとは思えないしそれにもかかわらず他人のそれにはひややかだ。
ってことを嫌というほど覚えておかないとって思うんだけど大抵忘れ
てる。
って書いとく。
駅前の西武デパートが閉店すると言って投げ売りをしていて、きれいな革のハイカットのスニーカーと黒紫で透明なラバーで出来た先の尖ったペタンコのパンプス。グレーがかったピンクのスウェードのラウンドトゥの銀のラインストーンがたくさんついたやつはラバーと迷って結局ラバーをとった。ラバーは蒸れるだろう。
ピンクのは、来週の仕事帰りにまだあったら買ってしまうかもしれない。でも、お金がなくて絵を売ってるんだけど。
一昨日寝るために部屋を暗くしていたら私以外の何も居ないのに壁に何かがぶつかる音やビニールのかさかさいう音が聴こえたので恐ろしくなり、これから金縛りになるのかもしれないと思って怯えていたのだけど一向にそうはならなくて、勇気を出して電気をつけたら大きな蛾だった。
ほっとして電気を消して布団をかぶって寝ようとしたところ脇の辺りで蛾ががさがさと羽ばたいていた。どうして布団に入ってきたんだろう。目がさえて、しばらくして眠ってみた夢は結構嫌な内容だった。
このあいだ、夜中にうちに帰るときに霧が出ていた。ベロニカの車に乗っていて、そのまま霧の中をドライブしたかったけどみんな次の日は仕事だったのでおとなしく帰った。霧の中をドライブって危ないけどちょっとわくわくする。
いつもベランダに来てうちの黄色い猫を馬鹿にするカラスが育児で忙しくて最近はもう来なくなってしまった。でも黄色い猫はいつもベランダでカラスを待ってる。
昨日の夢は現実と繋がっているものすごくリアルで嫌な夢と、クリントン元大統領に似ている白人男性と30代後半から40代前半に見える金髪のグラマーな白人女性がロシアのサウナでゴルゴ13みたいなセックスをしているのを同じサウナ室内の隅っこで暑さで朦朧としながら見ている夢の二本立てだった。