今日、薄いピンクの液体が入ったガラス小瓶のペンダントを貰ったのでつけてて、夜中のレイトショウで拷問シーンや銃撃シーンや爆撃シーンのあるワールドオブライズって言う映画を見ていたのだけれど、恐ろしくなってなにか口に含みたくなってその小瓶を咥えていたら、ラスト近くのものすごく恐ろしい拷問シーンで、驚いてそれを噛み砕きそうになってひんやりした。
ワールドオブライズ
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/は、見に行く前は内容が激辛なのかと思ったけれど、主演のレオの、太目のおっさんになってるにもかかわらず結局甘い声とかきれいな目とか、CIAの駄目上司に対する気遣いとか優しさとか、協力関係にあるヨルダンの情報局長の地獄紳士(映画の中で一番かっこいい)に対するパパ殺しの優等生顔とか、中東で体を張って諜報活動を行い、しょっちゅう爆破テロにあい、助手はバカスカ死ぬし自分もいつ死ぬのかわかんない悪態吐きまくりのお利巧さんな超苦労人なのにもかかわらず擦れてないキャラであることと、トレイラーでは「傲慢で合理的で冷酷な切れ者上司」という印象だったラッセルクロウが実際に見てみたら「冷酷な切れ者のつもりでいる傲慢で可愛くて駄目なおっさん」だったりして、そんなにシビアでもなかった。すごく面白かったけどべつに嘘で世界が救われる(宣伝文句)とかそういう話でもない。嘘というか情報戦で、ちょっとだけでてきたアメリカの隠者のようなハッカーの印象が小室哲也みたいで面白かった。「いちごたべる?」って何回もレオに聞いてくるし。
でも、これはフィクションだけれど今起きている戦争を舞台にした映画で、それを面白いなあと思ってみていたことがボンヤリとあとから効いてくるどうも嫌な感じ。
その映画に行く前に長時間一緒にいてくれた先輩と話すのは久しぶりで、いりいろ報告をしたり、話を聞いてもらったり、先輩やほかのひとの近況を聞いたりできて良かった。賢者の話をして、めったにあえないけど確かに実在する同じ年齢ほどの男性の賢者って、ほぼ奇跡だと思うって結論をだした。わたしは、賢者を二人くらい知ってる。
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