初詣にも行った。初映画も見た。「4分間のピアニスト」きっと、みたら鬱々としてしまうに違いないと思っていて、それでもなお観たくて、観てみたらそんなことは無くむしろ笑えたりしちゃったくらいにして、本当にとても良かった。
仕事に行ったら、いつものようにロッカー室でコートやマフラーや荷物をロッカーに収めてエプロンを身に着けるのだけれど、そのロッカー室と言うのが休憩室をかねたむさくるしい部室みたいな場所で皮の剥げたソファと小さいテーブルとテレビとゴミ箱とカップめんの汁を捨てるためにある毛筆の白字で火の用心て書かれた朱色のバケツがある場所なのだ。
そこが入ったとたん異常にゲロ臭いし暖房が入りっぱなしでモワっと暑くて大変なことになっていたので、思わずもらいゲロをしそうになって、あわててくまなくロッカー室のなかを探したんだけれどゲロは見当たらず、最後に覗き込んだのが火の用心って書かれたバケツなんだけどその中に入ったカップめんの汁が完全無人の二日間に入りっぱなしだったと思しき暖房ですっかり腐って異臭を発していたのだった。派手にえづきながら流しにそれを捨てに行って、涙目で仕事場に行ったら、早番で先に持ち場についていた同僚が真っ赤な顔をして「今、熱が39度あるんですよ~~~~」といって笑っていた。私も風邪で、鼻水と寒気がとまらないのでたぶん熱もあって、ゲロ話で彼女と初笑いと、腐敗したラーメン汁で初えづきなのだった。
ジンが風邪に効くって誰かのブログで読んで、寝る前に飲んでみたけど別に効かなかった。ジンを飲むと、桃が食べたくなるなるのだけれど桃缶でも美味しいのかな、冬の桃は私には高価すぎる。
あと、関係ないけど「夜の桃」っていう石田衣良の週刊誌連載の小説を読んだ。バブル世代の裕福な妻子あるおっさんが25くらいの女子と不倫して40過ぎてなお増してきた性欲と物欲と征服欲を満たす内容だったのでちょっとイラっとした。週刊誌小説つながりだけれど、週刊現代で連載中の小説の挿絵が小野塚カホリで、職場で開くにはエロ過ぎる。その内容は、女子アナの利権が絡んだおっさんとのシビアで辛く寒々しいセックスの話。どっちも多分もう読まないと思う。
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