松林檎と書いてパイナップルと読むのだって。
このジュースは、カリという名前のパイナップル味のソーダでまあまあ美味しい。原産国はフィリピンだそうだ。
隣にあったインペリアルグリーンティーソーダ(ライム味)とインペリアルグリーンティーソーダ(ピーチ味)と迷ったんだけど賢い選択だったと思う。
インペリアルとは偉そうな。変な飲み物のくせに
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今朝のパンに塗った蜂蜜が、買って忘れてたやつで蜂の巣入りで、蜂の巣が入ってることも忘れててそれを避けることもなくスプーンを差し込んでパンに塗ったから、噛み砕かれた蜜蝋が奥歯に貼り付いてそれがしばらく何か解らなかった。蜜蝋だと思ったのは満員電車の中だった。
昨日から電車とか待ち時間に春の雪っていう本を読んでいて、予備知識といえば前に映画になってたよね観なかったけど…程度で、半分も読まないうちに主人公のばかな美少年に相当うんざりしてるんだけど表紙の題名の、「春の雪」のしたに小さく書いてある「豊饒の海一」という字に気づいて、はっとしてカバーの後ろの折り返しを見たらなんとこの文庫本、四巻まであるというんだ…。
このばかがずっと主人公だとしたら…
と思ってうろたえたんだけどどうなのだろう。
このばかは、小気味良く破滅するの…?しないような気もする 。はかなくきれい目にどうにかなりそうな気もする、強く。
わたしはこのばかを、読み終わるまでに好きになったりできるのか?
この松枝清顕はあまりに仔猫ちゃん過ぎる。そんな、いくら美少年でも…いや、美少年だからいいのか世間的には。この美少年さにうろたえたりイラついたりしている時点で、次には好きになるしかないのかもしれないけど今のところはとても嫌だ。
プライドの高い器量の小さいうぬぼれやの美少年が(って言ってももう18とか19だけどなぜだか美青年でなくて美少年っていう表現なんだなんかそれも尻のすわりが悪いといえば悪い)、従姉との恋の駆け引きで自分を優位にしておくために冷淡さを装ったり、女郎と寝たと嘘をついてみようとして結局やめたり必死にいろいろするんだけど、それがあんまり豪華な表現でさまざまな葛藤だとか策略をめぐらせたりだとかをしているものだから肩が凝っているのかもしれない。
一冊ずつ主人公が入れ替わりますように。下世話な気持ちの今の心境としては私の今のところわりと好きなばかの清顕の教育係である怨恨に満ちて暗い目をした書生が次の主人公ならうれしいけど多分というか絶対それはない。
これを、映画で妻夫木聡がどうやって演じたんだろう…妻夫木といえばこないだの試写会のパコと魔法の絵本に出てたんだけど…シャブ中の廃人寸前のもと子役の役なのだけどすごい怪演で、彼のクライマックスではびっくりしすぎておしっこが出そうになったんだけど。
いまは四冊のうちの一冊の半分よりちょっと前、つまり導入部だからこその、鼻持ちなら無いつかみだとして…清顕を好きじゃなくてもきっともっと面白くなるんだ。今も結構えぐくて面白いし書生とか従姉のばあやの蓼科とか。
豊饒の海って月のクレーターの一つじゃなかっただろうか。静かの海とか、名前がついてるあの。

電車で。
顔は見えなかった。
昨日、安い焼き肉をたべに自転車を30分位走らせて行ったらそこは休みで、そこからさらに30分位自転車を走らせて、雲一つ無いお天気の中天竺を目指したんだけど(気が狂ったわけじゃなくて、天竺というカレーのお店がある)たどり着いた天竺は休みで、もう一歩も動きたくないくらいに疲れ果て脱水し、天竺の隣にある独多日(ひとりたびと読む)という名前の喫茶店らしき山小屋風の建物に飛び込んでリヨネーズっていう石焼きハヤシライス的なものを頼んでお冷やをがぶ飲みしてたんだけどそのリヨネーズが異常に美味しかったので驚いた。リヨンてどこ。
つづく



パコと魔法の絵本の試写会に当たったのであまり期待もしないで見に行ったら
案外良くてめちゃくちゃ得をした気持ちになった。
現実離れしたあのメイクや扮装がさっぱり気にならない超説得力…恐ろしい
小池栄子が一番恐ろしい姿をしていたし、キャラもすごかった。
眉毛を塗りつぶしてディヴァインのように眉のはるか上の額に弓状の細く
長い眉を描き、真っ赤に裂けた口メイクからはみ出してるのは八重歯かと
思ったら超尖ったぎざぎざの牙だった。しかもヒステリックで噛み癖のある
守銭奴の看護婦なの…どぎつい…っていうかぜんいんガッタガタでどぎつい。
ちらしにそう描いてたのを本気にはしていなかったけど、実際見てみたら本当に
笑えるし泣けるので、見終わったらとてもスッキリしてた。