ベロニカと日高のお鮨屋さんにししゃも定食を食べに行ってきたついでに馬を見
てきた。で、道に迷ったついでに海沿いの道を行き、
日本製紙のきれいなコンビナートを見た。
いつか、日高本線の長い距離を海のぎりぎりに走る千と千尋のような
一両電車に乗ってみたいのだけど、そうなると日帰りは無理なんだ。
ししゃもは、たぶんはじめて本当のししゃもを食べたんだと思う。
いつも食べてるのはししゃもに良く似た魚らしい。きょう食べたそれは
いつものよりもコッテリした濃い味がしていた。
そして、いつものししゃもにしてもそれというのはいつも干物で、
新鮮なものを食べたことが無かったので別の魚のようだった。てんぷらや
お刺身やお寿司。ふわっふわのてんぷら…ちかとかわかさぎのようにその
辺でバカスカ取れる魚なら良いのに…そしたらうちでも作れるのに…。
とくにてんぷらをもっと食べたかった。
馬は、雰囲気のある白人風の馬とミニ馬。
観光牧場の馬だからなのか、めちゃくちゃ優しい馬たちだった。
昔、20年ほど前に行ったケンタッキーファームはおしゃれファーム
だったのに、今はわりと普通の牧場だった。むかしは白人牧童なんかが
居たんだけれども、どうもバブルだったからのようだ。
馬は相変わらずだった。
昔彼らに会ったときは、私がまだ子供だからそんなにも可愛く感じたのだ
と思ったけれど、今でも何も変わらなかった。ついでに、「罪と罰」のラス
コーリニコフの幼い日の回想の中で、優しい目をした馬車馬が酔っ払い
に痛めつけられて苛め殺されるという悲惨な場面をなぜか思い出してし
まい、雰囲気のある白人風馬の目を見ながら悲しくなったりしていたけど
傍にいるベロニカにそう言ったら気持ち悪がられることだろうと思ったので
言わなかったけどそのあと馬に優しくされて実は泣きそうだった。
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